【Caravan】 ひとりじゃない ~Caravan “Lonesome Soul Survivor TOUR” 2008 @ 横浜BLITZ~ [LIVE IN THE LIFE!]
孤独かと思ったけど、そんなことなかった
会場にいてくれるみんなが、メンバーです。
サポート、ありがとう!
広いステージに、Caravanとギターだけ。
野音で空を仰いだCaravanは、なんだかとてつもなくでっかく見えたけど、
今日のCaravanはなんだか不安そうでちっちゃく見えた。
だいじょぶかな?とか思ったけど、
まったくもって、余計な心配。
何千人もの心を、今日もまた、がっつりもって行ってくれました。
Thank you Caravan, your soul music!
開演直前にBLITZにつくと、なんだか煙った会場は、
予想以上の人の多さと、その熱気で見ため以上に曇って見えた。
ステージにCaravanが登場してからも、
人が多かったり、暑かったり、なんだか煙ってたりで、
ちょっと集中できなかった。
なんだか、気分悪くなって座り込む子とか、会場を出てく子とかもいて。
本気で、「Caravan、暑い~!」って言おうかと思った。
でも段々と、少しずつ空調も効いてきて、
なんだか雑談とかも聞こえてた会場も、Caravanの音楽に取り込まれ始めて、
煙ってた会場も、透明感を増してきて。
Caravanのギター一本に乗せて放たれる歌声は、
いつもよりも音の密度の低いライブハウスの空気中を、
だからこそバッサリと切り裂くように、ステージの真ん中から解き放たれた。
シンプル。
だからこそ、響く。
いつもより、Caravanの詞が言葉が、しっかりと胸に届いた気がする。
「なに聞きたい?」なんていう問いかけに、
イチバン最初に答えたお客さんの「Slow Flow!」を、
「じゃ、イチバン最初に帰ってきたSlow Flowをやります。」なんて。
こんなの、いつものバンドメンバーとのライブじゃ、ありえないよ!
会場とCaravanのやり取りが、ものすごい近くてあったかくて。
しかも、突然曲決めるから、Caravan間違えるし…。笑)
だけど、おかげで最高の瞬間に出逢えました。
つまずくCaravan、それを支えるみんなの歌声。
こんなの、いつものライブじゃ、絶対にありえない。
あの瞬間、みんなとCaravanとの距離は、
限りなくゼロに近づいたと思います!
会場のセットもそうだったけど、
なんだか山小屋とかロッジで、暖炉で体を温めながら、
Caravanが周りを囲むみんなに、ゆっくりとあったかく、
一曲一曲プレゼントしてくれた、そんな感じだった。
2回目のアンコール。
本当に最後の一曲、Sweet Home。
♪いくつもの鮮やかな街を見て
いくつもの寂しげな街を見た
全ての出会いが僕を丸くして転がしてくれた
ある人は涙の影で笑い
ある人は笑顔の影で泣いた
全ての別れが僕を強くして未来をくれた♪
転職を決めて、6年半、お世話になった本当に大切な人たちに、
別れを告げて、感謝を伝える毎日。
そんな自分の、今の心の模様が、
突然、Caravanによって、目の前に一気に映し出された。
たくさんの人の笑顔が浮かんだ。
ありがとうとさようならを、たくさんたくさん思い浮かべた。
透き通ったBLITZのステージ、
輪郭まで輝いてはっきり見えていたCaravanが、
滲んで見えた。
I'm lonesome soul survivor...
だけど、ひとりじゃない。
【今までの “LIVE IN THE LIFE!” 】
http://blog.so-net.ne.jp/yazaru-archi-b-log/2007-06-14
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