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【池袋ウエストゲートパーク 】 初めての衝撃 [本のある生活]

あんたが池袋に来て、
おかしな音楽がかかっている果物屋を見つけたら声をかけてくれ。
俺が店にいるときなら、五千円のメロンだって二割引だ。

まあ、それでもうちの店のぼろもうけなんだけどな。



池袋ウエストゲートパーク (文春文庫)

池袋ウエストゲートパーク (文春文庫)

  • 作者: 石田 衣良
  • 出版社/メーカー: 文芸春秋
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: 文庫



直木賞作家、石田衣良。

どうしようもないくらい有名な同名ドラマも、見たことなかった。

短編小説で知って、その軽くて、でも切れ味のいい、
だけど決して人は傷つけない。
そんなナイフのような言葉達が、なんだか心から離れなかった。

手に取ったIWGP(池袋ウェストゲートパーク)。

ちょうどいい短い文章の塊が、テンポよく、目を運んでいく。
なんだか、目の前に池袋の町が浮かぶよう。

そこで走り回る人間たち。若者達。

なんだか、生命力に、少し曲がっているかもしれないけれど、溢れている。

読み心地のいい小説。

どんどん続きが読みたくなる。


★★★★☆


【 今までの “本のある生活” 】
http://blog.so-net.ne.jp/yazaru-archi-b-log/archive/c77299
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