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【矢井田瞳】 愛する音楽をカラダ中で抱きしめる ~マイティア美瞳 プレゼンツ 矢井田瞳 COLOROCK LIVE 2008 @ 神奈川県民ホール~ [LIVE IN THE LIFE!]

「私は音楽を愛してる」


ヤイコが、何かを告白するように話し始めた。


「最近、音楽との距離が近すぎて、
 音楽が特別な存在になりすぎて、
 どうしたらいいのか分からなくなってきてた。

 『音楽が好きだ。』 って言うからいけないのかな。
 『好きだ。』って言っちゃうから、苦しいのかな。」


「だから私は、『音楽を愛してる。』 って言うようにすることにしました。
 『愛してる。』 って言葉には、
 苦しいとか、悲しいとか、そういったものが全て、含まれている気がするから。」


『愛してる』 音楽を抱きしめるヤイコは、
今日も変わらず、今まで以上に、輝いていました。


矢井田瞳 COLOROCK LIVE 2008 @ 神奈川県民ホール。

ほぼ一年ぶりのヤイコのライブ、
なんだかめっちゃくちゃ、感動した。

ライブで感動するなんて、
そんなにはない。

感じたことを、つらつらと。。。


1曲目の途中、会場に入ってまず目に付いたのは、
ヤイコのまっかなスカート姿。

ミニ!しかも生足!
俺は初体験だったので、なにげに結構ビビりました。。。

だけど、可愛かったです。


会場は少し狭めくらいの、コンパクトなホール。
これくらいのほうが、会場の一体感があって、あったかくていいな。


久しぶりに出逢えたヤイコは、
アコギを抱えたヤイコは、
なんだか、大切な大きなくまのぬいぐるみを抱きしめる女の子のよう。

なんだかとてもちっちゃくて、かわいらしかった。


だけど、それをエレキギターに持ち替えて、
ギターをかき鳴らすヤイコは、まるで空を斬る剣を持つ勇者のよう。

その刃は、鋭い。

だけどきっとその剣は、人を傷つけるためのものじゃなくて、
きっとそれは、雲に覆われた空のような、なんだかもやもやした心の中を、
ばっさりと打ち払ってくれる、そんな剣。


この一年の間に、やたらとライブハウスを回って、
モッシュやダイブの連発されるライブを、ガンガン経験して、
そして一年ぶりのヤイコのライブは、なんだか落ち着ける我が家に帰ってきた気がした。

ここが戻るべき場所、って気がした。


前は、ヤイコのライブに衝動だったり興奮を求めすぎて、
すこし物足りないこととかもあったけど、それはライブハウスのライブで満たされて、
今回は、ありのままのヤイコを、ありのままのヤイコのよさを、
体中で受け止めることができた気がする。


前回からくらいだったと思うけど、ギターの西川さんとドラムの臼井かつみちゃんが、
ヤイコバンドから姿を消した。

なんだかとても寂しい。
ずっとずっとヤイコの後ろには彼と彼女がいて、
そしてそのサイドには、ファイヤーや村田昭さんや、田邊晋一さんがいて。

俺がヤイコのライブ行き始めた頃(5年位前?もっと前?)からずっと、
このメンバーだった気がする。

なんだか寂しいけど、前に進むってことはきっと、
変化も必要なんだ。


そんな「It's a new band」
(6th album 「It's a new day 」にちなんで、ヤイコが命名したらしい)と、
ヤイコが奏でる音は、以前よりもバンドサウンド感が増した気がする。

曲もなんだか、タテノリ系の曲が多くて、会場中のテンションもガンガンあがってく。

いいな、この感じ。


ヤイコはここ10年弱、ずっと側にいてくれた。
奥さんとまだ、恋人同士だった頃からずっと、ヤイコが二人をつないでくれた。
くじけそうになった時も、ヤイコの音楽が救ってくれた。

そんな、それぞれの瞬間を思い出させる愛すべき楽曲たちが、次々に奏でられる。


大学の時に、酒飲みながら友達が真似してた、
まだそれほど有名じゃなかった時の「My sweet darlin'」。
社会人1,2年目に、やるせない思いに駆られながら聴いた「未完成のメロディー」。
群馬に転勤になって、変化の多かった時に聴いてた「虹のドライブ」。

不思議だな。
ヤイコの曲を聴くと、忘れていたはずの、その時その時の感情が甦ってくる。


小田和正さんとの共作、「恋バス」。
MCでヤイコが言った。

「今日は会場に、この曲を一緒に作っていただいた小田さんが…。」








「来ていませんが!」

って、おい。
さすがヤイコ。
鋭いボケだ。

でもね、「恋バス」を一人で歌うヤイコの後ろに、
ホント不思議だけど、小田さんのハモリが聞こえたんだ。

本当に、いい曲だなぁ。


ヤイコが言った。
「私はこの[『colorhythm』というアルバムを、ひとつの区切りと考えていて…。」

「区切り」って?!
「出産」「活動休止」「引退」、いろんな言葉が頭の中を駆け巡った。

ヤイコが音楽やめるなんて、考えられないから、
もし、可愛い赤ちゃんができてもきっと、少し休んでまた、音楽を奏でてくれるんだろうな。

そう思うし、そう信じたい。


ヤイコ。

あなたは俺にとって、スペシャルな存在であり、
奥さんにとっても、二人をつないでくれた、これまたスペシャルな存在であり、
そしてきっと、このブログを読んでくれているヤイコファン、
ヤイコの音楽をこの日本のどこかで、
そして世界のどこかで、今日も聴いているヤイコファンにとって、
やっぱりかけがえのない、スペシャルな存在なのであって。

もしこのみんなの想いが、ヤイコの重荷にならないのならば、
これからもずっとずっと、音楽を愛し続けてください。

そして、僕らにこれらも、溢れんばかりの音楽への愛と音楽を、
ずっとずっと届け続けてください。



そんなヤイコを、きっと僕らはこれからもずっと。


『愛してる』



【今までの “LIVE IN THE LIFE!” 】
http://blog.so-net.ne.jp/yazaru-archi-b-log/2007-06-14

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ソルトペッパー

グリーその他でヤイコのこと書いたりしてます、ソルトです

前に検索してて、この文章見つけて、一度コメントしてみようと思ったままになってました
これはグリーのヤイココミュに書いたモノですが、いい機会なので転載してみました


「サイキンノヤイコ、コレカラノヤイダヒトミ」

真相は、ソルトも知らない

本人は充電期間と言ってるね

ぱったり休んでしまうわけでもなく、ライブもやるとかゆうてる

9年間やってきて、最新のアルバムとライブは、今までのヤイコの音楽活動の集大成やと思う
それくらい、このアルバムとライブツアーの完成度は高いねん
ひとつひとつの音のキメこまやかさ
しかも繊細にして大胆
ヤイコのいいトコロがギッシリ詰まってる
その上、今まで以上に饒舌でカラフルで華やか

前にも書いたけど、ヤイコの音楽はひとつの完成を見ました
サイコーの形で

このまま進んで行っても、更に良くなっていくんやろ
そう思うで

そやけど、ヤイコは…ずっとやってきて、一区切りつけたいのかな、とも思う
転がりたいねん

その結果、さらに良くなるかもしれないし、アカンかもしれない
でもヤイコは、ヤイコの、自分の音、音楽を追い求めたいねんな

今のままでも十分満足してるやろし、僕らだってそう

でも、もっと自分の音楽を探しに行きたいヤイコには、時間がかかるし足りへんねん、きっと

「これまでやってみたこと」試して見た事をベースに、或いは「それらを全部壊してしまうくらいの」勢いで
つぎの何か新しい事を試して見たいねん

その試行錯誤には、多分今まで以上に果てしない時間と労力がいるねんな
だから、そのために、充電して考える時間と場所がヤイコには必要なんやと思う

そやから、ソルトは…
ほっとこ??、て思いたい

彼女が自分の手と脚で好きなところへ、コロコロと転がってくんを見てるの好きやねん
そうやって転がって行った先で、また何か面白い事やって見せてくれたらええな、ってそう思う
それでも、ムリはせんといて欲しいね
転がるのには、力ずくのことも有るかも知れへんし
それはそれで、悪いばかりやないけれど
望むなら、「ゆるり」と転がってくれたらいいな、そんなふうにソルトは思うで

そのほうが、いろんなモノみえるやん

でも…この人のことやから…たまには思いっきり転がって見たりもするんやろな
まあそれもええか

by ソルトペッパー (2008-07-20 00:55) 

やざる

>ソルトペッパーさん

はじめまして。
なんだか、ヤイコに対する想いって、似てますね。。。(笑

自分もヤイコは、

「ほっとこ」

って感じです。

きっとほっといたらまた、
おもろいもん見つけてきては、
「ほらっ」って、手のひら広げて見せてくれる気がします。

ですよね?


by やざる (2008-07-20 23:11) 

ソルトペッパー

やざるさんは、確かにヤイコをヤイコの音楽を愛してる人やと思います

ソルトにとっても、彼女と彼女の音楽、その生き方を含めてその全てが、かけがえのない支えになって来ました

アルバムが出る度に、「この一枚はこれまでで最高や~」って思うんです
そして、これを超える物を作るんは大変やな、と思うんですが
また新しいアルバムが出ると「これがサイコーや~」って、浸りまくる
これの繰り返しでした
これにはホント頭が下がります
あの人って、音作りをのんびりと楽しんでやってるようにも見せてるし、実際楽しんでやってる面も多いんやろうけど、ひとつひとつの音に関しては納得できるまで妥協しないでしょ
だから、やざるさんもご存じのように、彼女が一枚のアルバムを完成させるのに、どれだけのものを注いでいるのか、本当のところは彼女自身にしか分からないけど…そう言う事少しは知ってるから

だからこそ、ヤイコの生み出した子、一枚一枚のアルバムがかけがえのない宝物になって行くんですよね

やざるさんも書いておられたみたいに、僕らのヤイコの音楽への想いが、もし彼女の負担になるような事があれば、それは望むべき事ではないので、出来る限りほっときたい、そう思います
好きなように空をトンデ欲しいからね

多分、そのあたりがやざるさんのヤイコの愛し方とソルトのそれは似てるんやと思います
でも、ひとつだけ、青空の日記は間隔なんかいくら空いてもいいから、たまには書いて欲しいな、と思うんですが…
あの文章を通して、今までヤイコの事、いろんな事理解して来たし、これからもそうありたいと願うのですが、どう思います?
また長くなってすいません

http://10.xmbs.jp/yaicojr/ソルトのヤイコjrのページなんですが、ココからあちこちに書き散らかしてるヤイコの文章に跳べるようになってますので、気が向いたら覗いて見て下さい
by ソルトペッパー (2008-07-22 00:04) 

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