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一気に駆け抜ける! ~「グラスホッパー」 伊坂幸太郎~ [本のある生活]


「グラスホッパー」

それが「バッタ」って意味だってことすら知らないで、
ただその語感の軽さに惹かれて、手に取った。

実はずっと、伊坂幸太郎ワールドにもう一度、触れてみたかったんだ。

グラスホッパー (角川文庫 い 59-1)

グラスホッパー (角川文庫 い 59-1)

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: 文庫




一気に駆け抜けた!
ダダダッッと読みきった。

おもろい!
勢いがある!

少し漫画みたいだったり、ドラマみたいだったりだけど、
こういう小説があってもいいんじゃないかな?

誰かが言ってたな。

「痛快爽快疾走活劇!」

みたいなこと。


殺された妻の復讐を横取りされた教師とか、殺しを横取りされた殺し屋とか、
その両方を横取りした殺し屋とか、そんでもってただの殺し屋とか、
なんだか殺し屋ばっかり出てくるけど、そんなにエグくもなく、暗くもない。

複雑に組み立てられた関係性とか、突然目の前に広がる新展開とか、
ページの上を縦横無尽に動き回る、キャラ立ちした登場人物たちに、
「次はどうなる?次はどうなる?」って引寄せられて、一気に読み進められる。


さすが伊坂幸太郎ワールド。
グワーっていって、ダーっっってなって、バっ!となる。
そんなスピード感とサプライズ感と、ピリッとくるユーモアがたまりません。


PS.

「人は誰でも死にたがっている」

そんなことについても、少し考えさせてくれますよ。


【伊坂幸太郎はここから入りました↓】

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2006/12/21
  • メディア: 文庫


【「グラスホッパー」好きな人には、これもおススメ↓】(もう少しエグいですが…。)

症候群3部作 by 貫井 徳郎

失踪症候群 (双葉文庫)

失踪症候群 (双葉文庫)

  • 作者: 貫井 徳郎
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 1998/03
  • メディア: 文庫

誘拐症候群

誘拐症候群

  • 作者: 貫井 徳郎
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 1998/03
  • メディア: 単行本

殺人症候群 (双葉文庫)

殺人症候群 (双葉文庫)

  • 作者: 貫井 徳郎
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2005/06
  • メディア: 文庫


【 今までの “本のある生活” 】
http://blog.so-net.ne.jp/yazaru-archi-b-log/archive/c77299



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